ミャンマーニュース

オランダの大手ビールメーカー「ハイネケン」は6月13日、6,000万米ドルを投入してヤンゴン郊外に建設したビール工場が稼働したことを発表した。

アムステルダムにあるハイネケンインターナショナル（Heineken international N.V.）の声明によると、同工場では年間33万リットルの醸造が可能で、200人以上の雇用を生み出す。

同工場では、ミャンマーの市場向けに開発されたローカルブランド「リーガルセブン」と「ハイネケン」を製造。ミャンマー国内でこれら2つのビールブランドの消費拡大を狙う。

ミャンマーのビール工場は、地元起業家Aung Moe Kyaw氏が所有するAlliance Brewery Co Ltd （ABC）との合弁企業「APB Alliance Brewery Company」により建設された。

ミャンマーのビール業界は80％を国産ビールが占めており、入り込むのは困難とされている。

国内のビール消費量はアジアで最も低く、2013年には一人当たりわずか3.2リットル。隣国タイの31リットルと比較しても、その低さは顕著だ。

しかし、民主化とともに急激な経済成長を続けるミャンマーの市場はポテンシャルが高く、様々な業種が注目している。

ハイネケンのライバルであるデンマークのビール「カールスバーグ（Carlsberg）」も今年5月に工場を立ち上げた。

ポテンシャルの高い市場ではあるが、国産ビール市場に入り込むには多岐にわたる戦略が必要となることだろう。

（画像はNEWS NATIONより）

外部リンク

Beer competition brews as Heineken launches
http://www.mmtimes.com/index.php/business/

Heineken joins foreign brewers seeking to slake Myanmar's thirst
http://www.dailymail.co.uk/wires/reuters/

Heineken opens USD 60 million brewery in Myanmar
http://www.newsnation.in/article/heineken