2015-06-05 09:00
経済
新1万チャット紙幣 7月より流通開始

新紙幣発行は耐久性向上と偽造防止が目的
ミャンマー中央銀行は、7月1日より新1万チャット紙幣を発行すると発表した。新紙幣は品質を改善して耐久性を向上させ、また、偽造防止を目的として発行される。ミャンマーでは、2012年6月に1万チャット紙幣が導入された。新紙幣はサイズとデザインは変更されていないものの、数字や文字が追加されており、それらは見る角度によって赤紫色からエメラルドグリーンへと変化する。また、紙幣を透かしてみると、蓮の花が浮かび上がり、偽造防止機能を高めている。
そのほか、新紙幣は表面をワニスで保護しており、紙幣の耐久性も向上させた。
新紙幣流通で、インフレ率がさらに高まる懸念も
ミャンマーのインフレ率は、現在約8%と高い水準だが、同国はインフレ率を10%の大台に乗せないように努めている。しかし、新紙幣を発行することでインフレを助長しかねない、との見方もある。経済学者Aung ko ko氏は、
現在発行されている1万チャット紙幣のほかに新紙幣を発行すれば、現在8%のインフレ率がさらに高くなる可能性がある。
(ELEVEN MYANMARより)
(ELEVEN MYANMARより)
と、インフレの進行を懸念した。
外部リンク
ELEVEN MYANMAR
http://www.elevenmyanmar.com/local/new-10000-notes
THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.org/burma/central-bank-to-issue
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