2015-05-20 09:00

プレスリリース/コラム

三菱商事と日立、ミャンマー国鉄と鉄道システム一式の契約締結

ミャンマー向け鉄道信号システム
契約金額24億円 2017年6月末の完成目指す
三菱商事と日立製作所(以下、日立)は18日、ミャンマー国鉄と鉄道信号システム一式に関する正式契約を締結したと発表した。契約金額は約24億円。鉄道信号システム一式に関するプロジェクトは、国際協力機構(JICA)による無償資金協力の資金が供与される。同プロジェクトの完了は2017年6月末を予定している。

ミャンマーの主要路線、約140kmの区間に導入
鉄道信号システムは、ヤンゴンとマンダレーを結ぶ路線の一部であるヤンゴン中央駅からピュンタザ駅までの約140kmの区間に導入される。

同システムは、列車の在線位置情報を司令所で一元的に把握するための「列車中央監視装置」、列車を安全に運行させるための信号灯などを制御する「電子連動装置」、列車の接近により自動的に警報を作動させる「踏切自動警報装置」などで、据付工事まで実施する。

三菱商事と日立、両社の強みを生かす
ミャンマーの鉄道は老朽化が進んでいることから、国内の輸送手段は、自動車や航空機が主体となっている。しかし、旅客や貨物の需要増に対応するためには鉄道網の整備が不可欠だ。

三菱商事はこれまで、アジアや中東で鉄道関連の設備を供給、契約してきた実績を持つこと、また、日立は車両や信号システムなど鉄道に関する設備を1社で提供できる強みを持つ。両社は、それぞれの強みを生かし、ミャンマーの鉄道輸送の安全性向上や近代化の推進で、物流インフラ整備に貢献していく方針である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱商事(プレスリリース)
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/

日立製作所(プレスリリース)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/05/

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