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2015-04-28 14:00

経済

シンガポールの【セムコープ】がミャンマーのガス火力発電市場へ進出

セムコープ
ミャンマー最大のガス火力発電所
世界的に事業を展開するシンガポールの複合企業セムコープ・インダストリーズ(Sembcorp industries ltd、以下「セムコープ」)は、国際入札を勝ち抜き、ミャンマーのガス火力発電市場へ進出することを発表した。

セムコープは全額出資の子会社セムコープユーティリティ(Sembcorp Utilities)が4月24日、ミャンマー電力省の傘下となるミャンマー電力エンタープライズ(MEPE:Myanmar Electric Power Enterprise)より、225メガワットのガス火力発電所を建設·運営するための通知を受け取った。

この発電所はマンダレーのミャンジャン地区(Myingyan)に位置し、ミャンマー最大のガス火力発電所になるとみられる。

発電所は2017年に完成する予定で、その後は22年間の電力購入契約に基づき、MEPEに電力を供給。セムコープは少なくともプロジェクトの株式80%を持つことになるようだ。

経済成長に欠かせないエネルギー事業
世界銀行の統計によれば、ミャンマーで電力の供給を受けているのは人口の約33%。ASEAN諸国または世界の中で電力供給率が最も低い国である。

一方、ミャンマー経済は急成長しており、2015年の成長率は7.8%と予想。また、今後もポテンシャルの高い市場として世界中から注目されることが見込まれ、さらなる電力が必要となる。

従って、ミャンマーの経済成長を成功させるためには、エネルギー事業を成長させることが必須となるだろう。

(画像はSembcorp industries ltdのHPより)


外部リンク

Sembcorp industries ltd
http://www.sembcorp.com/en/

Sembcorp industries ltd News
http://www.sembcorp.com/en/news
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