ミャンマーニュース

岩谷産業は24日、ティラワ工業団地において、工業ガス事業とLPガス事業を展開するため、2万5000m2の用地確保契約を行ったと発表した。同社の現地における会社設立は今年8月、操業開始は2018年3月を予定している。なお、工業ガスメーカーとしては、同社がミャンマーへの初進出となる。

岩谷産業のミャンマーにおける事業は、産業ガス事業と総合エネルギー事業である。産業ガス事業は、医療用ガスやヘリウムなどを供給するシリンダー事業や、工業ガス供給設備などを販売するインフラ事業である。また、総合エネルギー事業として、LPガスの販売やLPガスの供給設備工事などを行う。

なお、新会社は、工業ガス製造のための空気分離装置を建設し、ティラワ工業団地に進出している企業と、近隣の工業団地に工業ガスの供給を行う計画である。

岩谷産業は、シンガポールやタイなどASEAN地区においては6カ国に15拠点を有しているが、ミャンマーに進出することでASEAN地区7カ国目となる。同社は、ミャンマーにおける工業ガス需要に対応し、同国における市場の拡大を図る方針である。

外部リンク

岩谷産業（ニュースリリース）
http://www.iwatani.co.jp/jpn/newsrelease/detail.php