2015-04-19 20:00
社会
ミャンマー議会、チン州に新空港建設を承認

国内唯一空港がない州、長年待たれた計画が実現へ
ミャンマー議会は、運輸省が提示した、チン州に新しい空港を建設する計画を承認した。チン州はミャンマー西部に位置する州で、ラカイン州、バングラデシュ、インドのミゾラム州と接している。国内14州の中で、国内線の空港を持たない唯一の州である。
空港建設については1934年から話があった。当時の英国植民地政府は、FalamタウンシップのSurbon村を最も適した空港建設地として定めていた。2010年、チン州の政治家が建設計画を持ち出し、新たな検討が行われたという。
空港建設はチン州の人々が待ちわびていたことであり、今回の承認は関係者を大いに喜ばせた。
州の発展や外国人観光客増加に期待
新空港は、多くの国内線が使用しているボーイング737やエアバスA320などが利用できる規模で計画されている。空港がないチン州は、他の州と比べ発展が遅れており、外国人観光客の立ち入りも禁止されていた。現在では政府による規制も緩和され、アクセスも容易になった。2013年には1,000人未満の旅行者がチン州を訪れている。
空港建設地は山岳地帯で、建設のために様々な制限が生じる。建設プロジェクトは2015年から16年にかけてスタート、完成までに3年程度が必要だとみられている。
(画像:Chinland Guardian.comより)
外部リンク
Chinland Guardian.com
http://www.chinlandguardian.com
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