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2015-04-24 08:00

社会

チン州からの難民少女、アメリカで夢に向かい新生活

難民
キリスト教迫害から逃れ、インディアナポリスに
ルイスビル高校に通う18才のVan Par Ziさんは、11年前、家族とともにミャンマーのチン州からアメリカのインディアナポリスに移住した。

ミャンマー西部のチン州は、国内のキリスト教徒の大多数が暮らしている。しかし、マイノリティとして迫害を受け、約3,500名が難民としてインディアナポリスに避難した。

現在、チン州からの難民は、ルイスビルで大きなコミュニティを形成し落ち着いた生活を送っている。そこに至るまでには、新生活をサポートする、ルイスビル住民の多大な協力があった。NPO団体が個人や家族ボランティアを募り、「メンター」として難民家庭のサポートに当たったのだ。

地元住民が「メンター」となり、難民家族を全面的にサポート
当初、難民の多くは迫害の体験から社会を恐れ、唯一教会だけを信じていた。軍からの圧力もあったという。

NPO団体は、日常生活から子どもの学習など、あらゆる問題に協力した。当時7才だったVanさんも、移住当初は言葉も習慣もわからず孤独だったが、1人の少女とボディランゲージを通してコミュニケーションを図るようになったことから、地域になじんでいったという。

Vanさんはチン州学生組織の会長を務め、地元クリニックに出向き、医療関係に進むためのキャリアも積んでいる。将来は、コミュニティの健康管理を行いたいという。大学進学のための奨学金も用意されている。

Vanさんは、
アメリカは、私が知らなかったたくさんのチャンスを与えてくれた。この国で暮らせて本当にうれしい。(DentonRC.comより)

と語っている。

(画像:DentonRC.comより)


外部リンク

DentonRC.com
http://www.dentonrc.com
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