2015-04-11 21:00
文化
ミャンマー各地で旧暦新年を祝う水かけ祭りが開催

4月13日から4日間 ヤンゴンなど国内各地で
ミャンマー各地で新年を迎える水かけ祭りが、4月13日から16日まで行われる。ティンジャン(Thingyan)と呼ばれる祭りは旧暦の新年を祝う伝統行事で、ミャンマーの年中行事の中で最も重要な祭りの1つである。
ヤンゴン、マンダレー、バガンなど国内各地の他、タイやカンボジアでも行われている。水かけ祭り前後の12日から21日は国民の祝日となる。
祭りには、水をかけることで旧年の不幸や汚れなどを清め、健康に新年を迎えるという意味が込められている。
沿道にはパンダルと呼ばれるステージが設置され、そこから道路にあふれる人々に水がかけられる。警察などが警備に当たるが祭りは過熱し、けが人が出ることもあるという。
都市部では現代的なイベントに 農村部では昔ながらのスタイルで
ヤンゴンで行われるティンジャンは、最も大規模でにぎやかなものとなる。今年は大型152か所を含む204か所にパンダルが設置されるという。昨年の150か所を大幅に上回る数である。ステージではミュージシャンやダンサーなどによるパフォーマンスも行われる。外国人観光客の増加により、マンダレーのティンジャンも活気づいている。多くの観光客を見込んで、今年は様々なショーや水のデコレーションなども計画されている。
このように、都市部では現代的なイベントに変化している水かけ祭りだが、農村部では昔ながらのスタイルが貫かれている。
例えばラカイン州では、女性によるサンダルウッドを削るコンペや、サンダルウッドのペーストを仏像に塗る儀式が続けられている。
(画像:The Nationより)
外部リンク
The Nation
http://www.nationmultimedia.com
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