2015-03-13 13:00
社会
仏教侮辱の罪に問われるバー経営者の裁判が開催

広告にブッダを使用 仏教徒や宗教省から批難
店の広告にブッダのイメージを侮辱的に使用し、逮捕されているオーナーとマネージャーについての裁判が行われた。昨年12月、ガストロバーVGastroのオープンに伴い、Facebookにヘッドフォンを付けDJ風にアレンジしたブッダの画像を使用したことが原因で、店のオーナー他3名が逮捕された。
ミャンマーの仏教徒や宗教省は、この広告を仏教への冒とくだと批判。国際的にも関心を集め、論争を巻き起こした。批判を受けた後、バーのFacebookでは無知を恥じ、謝罪する文面が掲載された。
ミャンマー人経営者は、広告はニュージーランド人の判断と主張
逮捕されたのはバーのジェネラルマネージャーであるニュージーランド人、ミャンマー人オーナーとマネージャーの3名。3名とも広告には宗教的意味はなく、仏教を侮辱する意思は皆無だったと主張している。また、ミャンマー人2名は、この件には全く関わりがなかったとしている。彼らは裁判所で、Facebookへの画像アップはニュージーランド人マネージャーが単独で判断し、行ったことであり、自分たちは無罪だと主張した。
ニュージーランド人の弁護士も、画像の使用は単なる飲食店のイメージで、特別な意図はなかったとしている。
人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、この件は表現の自由の範疇であるとし、ミャンマー政府に対し、寛容な判断のもと、ニュージーランド人の釈放を求める声明を発表した。
3名は有罪となれば4年間刑務所で過ごすことになる。判決は3月17日に下される。
(画像:Radio New Zealand Newsより)
外部リンク
Radio New Zealand News
http://www.radionz.co.nz
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