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2015-02-09 15:30

社会

停止になった、ラカイン州の市民権プロジェクト

ラカイン州市民権プロジェクト
ラカイン州の国家パイロットプロジェクトの停止
Voice of Americaが報じたことによれば、ミャンマーはラカイン州に住む、ムスリムの少数民族に対する市民権を確認する為の、国家パイロットプロジェクトを停止させた。ラカイン財務省大臣のU Maung Maung Ohn氏は、
「2014年から開始されたプロジェクト以来、ムスリム40名だけが市民権を交付されたが、200名以上は一時的な市民権を保証されただけだ」(引用元はMizzima Newsより)
と述べた。

複雑な状況を抱えるロヒンギャ ムスリムの市民権
ミャンマー市民権の扱いをめぐる論争は、ベンガリと呼ばれるラカイン州のロヒンギャ ムスリムが、隣国のバングラディシュからの不法移民であることから生じている。またロヒンギャ語を使用することについて、ネピドーは国連当局者を批判した。さらに U Maung Maung Ohn氏は、
「ラカイン州の情勢はとても複雑すぎる。確認の為の作業について、応募者は“国に存在していない本人”として申請するので立証するのが困難だ」(引用元はMizzima Newsより)
と語った。

2012年ラカイン州でのムスリム少数民族と、大多数のミャンマー仏教徒間の衝突は14万の人々が強制退去になり、さらに数百人の死者をだす結果となった。

ベンガリの不法移民であると苦情になっている、一時的なホワイトカード保持者の為の市民権登録や、国の憲法改正による今後の国民投票で、票決の機会を与える議会の決議に対して、多くの仏教徒たちは反対し抗議している。

ラカイン州の市民権について、複雑な課題が解決され、どの民族の人々も幸せに過ごせる未来が訪れることを願う。

(画像はMizzima Newsより)


外部リンク

Mizzima News.
http://www.mizzima.com/mizzima-news/

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