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2015-01-22 09:00

社会

【カチン州内戦】中国側は自国民の戦闘地域内足止め報道を否定

カチン州内戦
外務省報道官が否定
ミャンマー反政府勢力のカチン独立軍(KIA:rebel Kachin Independence Army)がカチン州運輸大臣の車列を高速道路で待ちぶせしたことをきっかけに、かねてから内戦状態にあるKIAとミャンマー政府軍(Myanmar military)の衝突が激化している。

戦闘地域には中国人数百人を含む2000人ほどの民間人が取り残されていると、数日前にロイターをはじめとする報道機関やメディアが報道。しかし、1月20日に中国外務省の報道官はそれを否定した。

報道官は「在ミャンマー中国領事館の調査では自国民が戦闘地域に足止めされていること、また拘束者がいることは事実ではない」(Daily Mail Australiaより引用)と述べている。

真実は・・・?
中国側はミャンマーの戦闘地域に自国民が足止めされていることを否定したが、この地域のヒスイ鉱山や森林地域には常に多くの中国人が入り、ヒスイや木材を密輸している。

中国外務省の報道官は、「ミャンマー北部における平和と安全の早期実現に向け、平和的な交渉の建設的な役割を果たすつもりだ」(Daily Mail Australiaより引用)とも述べているが、中国が国境に構築している石油と天然ガスのパイプライン付近のリスクを心配しているとの見方もあるようだ。

中国の国民が戦闘地域に取り残されているのかは定かではないが、中国外務省がそれを否定しているのは確かのようである。

(画像はWORLD BULLETINより)


外部リンク

No Chinese citizens trapped in Myanmar's battle zone
http://news.xinhuanet.com/english/

China denies hundreds of nationals trapped in Myanmar
http://www.worldbulletin.net/news/153377/

China denies hundreds of Chinese nationals trapped in Myanmar
http://www.dailymail.co.uk/wires/reuters/
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