2015-01-17 19:00
経済
ミャンマー初の「証券取引所」10月に10企業でスタート目指す

10月に10企業で取引開始を目指す
ヤンマー財務省のマウン・マウン・テイン(Maung Maung Thein)副大臣は、遅くとも10月までに同国初となる証券取引所を公式に開始することを明言。また、準備が整えばそれより早く開始する可能性があるとも述べている。初の取引に上場されるであろう企業は5企業以上になる見込みで、10月の開始までに10企業程度にまで増えることが期待される。
これまでのところ「First Myanmar Investment」「 Asia Green Development Bank」 「 Myanmar Agri-business Public Company」の3企業が上場を宣言。また、副大臣によると、ミャンマー政府は2~3カ月後に地元企業に証券取引のライセンスを発行する予定である。
ディーラーやブローカー、コンサルタントを含むサービスプロバイダのための申請は2月28日が締め切りとなっており、適格と判断されれば4月中旬に通知されるとのこと。
ヤンゴン証券取引所の運営会社は、東京証券取引所と日本の大和総研、国営のミャンマー経済銀行(Myanmar Economic Bank)の合弁会社で、2014年12月に契約を締結している。
世界で証券取引所が存在しない国は9カ国のみ
証券取引所が存在しない国はミャンマーをはじめ世界で9カ国のみ。ASEAN諸国ではミャンマーとブルネイだけである。今回の証券取引所が開始されれば、ミャンマーは取引所がない国の中から除外され、また一歩躍進できる。閉鎖的な国家であったミャンマーは、2011年に軍事政権が終わったことで国が開かれ、そして経済は急成長。「アジア最後のフロンティア」と世界中の企業から注目される存在となった。現在では国際的な企業を誘致するまでに変革。まだまだ伸びしろがある国家だ。
ミャンマー初の証券取引に、より多くの企業がリストアップされることを期待したい。
(画像はmizzimaより)
外部リンク
Deputy Minister confident in stock exchange as deadline looms
http://www.mmtimes.com/
10 Companies Will Initially Compose Myanmar’s Newly Formed Stock Market
http://au.ibtimes.com/
Myanmar’s first stock exchange open by October, says deputy minister
http://www.mizzima.com/
関連する記事
-
2025-05-04 09:00
-
2025-04-30 18:30
-
2025-04-26 16:30
-
2025-04-24 09:30
-
2025-04-19 09:30