ミャンマーニュース

ヤンゴンのRiver Galleryがオープン10周年を迎える。38番通りストランドホテルの隣にあるRiver Gallery 2では、2月20日から3月6日までアニバーサリー・エキシビションを開催中だ。

期間中はギャラリーが取り扱う50人の作家が新作を発表する。いずれも、激動する社会の中で、静かに政治的メッセージを発してきた作家たちだ。彼らは検閲システムが残るミャンマー社会においても、創造する精神を捨てなかった。

すべての作品は販売され、収益は国立美術芸術大学の卒業制作展に活用される。

River Galleryのオーナー、Gill・Pattison氏は、出展する作家たちに、「今までに見たことのない、何か違う作品」を求めていたという。

オープニングパーティーでは、

と述べている。

River Galleryは2005年11月にオープン。当初は半年続けられるかどうか、わからないような状態だったという。しかし、ごくわずかだが、現代アートに興味を示す熱心な訪問者があり、市場に可能性があることがわかった。

経済改革と観光客の増加によって、一時期ギャラリーが活気づいた時期もあったが、2008年の世界的な金融危機によって現代アート市場は低迷した。自然災害時には、支援物資の収集所になり、アーティストも救援活動を行った。

このような苦難を乗り越えながら、有力なアーティストは活躍を続け、アートが人々に力を与えていることがわかった。

2013年、2件目のギャラリーをオープンし、現代アートの発表にふさわしい場を提供している。滞在制作や芸術交流プログラムなどで海外へ行くアーティストも現れている。

Gill・Pattison氏は、今後もアーティストとバイヤーをつなげる場として、ミャンマーの現代アート市場の発展に貢献していきたいとしている。

（画像：MYANMOREより）

外部リンク

River Gallery
http://www.rivergallerymyanmar.com/

MYANMORE
http://www.myanmore.com/

Myanmar Times
http://www.mmtimes.com