2016-01-09 09:00
政治
NLD新政権、2月1日に初議会を開催

3月31日、テインセイン大統領の任期終了
国民民主連盟(NLD)による初めての議会が、2月1日に行われることが決まった。1月6日、シュエ・マン下院議長は、新国会は2月1日10時から開催すると発表した。
2011年にスタートした現在の政権は1月30日に任期を失効する。テインセイン大統領の任期が終了する3月31日をもって新政権がスタートする。
「大統領より上の立場」を宣言したスーチー氏
NLDは昨年11月8日の選挙で勝利をおさめ、政権交代が実現した。連邦団結発展党(USDP)の政治によってミャンマーは経済的に大きく成長したが、軍の力が強い政権が続くことは国民に認められなかった。しかし、複雑な政治システムにより事実上の政権交代までには時間がかかる。NLDは3名の候補者の中から大統領を選出する。候補者は上院、下院、軍から選出される。今後の方針は新しい大統領によって決定される。
NLDのリーダーであるアウンサンスーチー氏は、外国籍の息子がいるため大統領候補にはなれない。しかし、スーチー氏は選挙前に、「NLDの勝利が決まった際には大統領より上の立場になる。」と明言している。
長く続いた軍事政権によるミャンマー社会が、真の民主化を進めることができるのか。今後のスーチー氏の動向がその鍵を握っている。
(画像:The Irrawaddyより)
外部リンク
The Irrawaddy
http://www.irrawaddy.com/
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