2015-12-17 10:00
経済
【三菱商事】ミャンマー財閥と自動車販売会社を設立

ヤンゴンに拠点
三菱商事株式会社は12月15日、ミャンマーの財閥であるSerge Pun & Associats Myanmar Limited (SPA)グループと三菱自動車工業株式会社が製造する自動車・部品の合弁輸入販売会社「MM Cars Myanmar Limited (MMCM社)」を設立したことを発表した。MMCM社は、三菱商事とSPAグループ傘下のYoma Nominee Limited(YNL社)が50%の折半出資で設立。
三菱自動車の正規輸入販売会社として、ミャンマー最大都市ヤンゴンにショールームをはじめ、サービスショップや部品倉庫を構え、完成車だけでなく、部品の輸入販売やアフターサービスも提供するという。
今後は、ミャンマーでの事業許認可手続きを済ませ、営業が開始される。
SPAグループは不動産、金融、観光等を幅広く展開する地元財閥だが、三菱商事はこれまでに同グループとエレベーター関連事業、タイヤ事業、マンダレー空港運営事業など、多くの分野で協働した実績もある。
これまでの経緯
ミャンマーでは民主化政策として、自動車輸入の規制が緩和され、日本からの中古車輸入が増大。2014年には、日本からの中古自動車輸出先としてミャンマーが1位となっている。また、2012年からは新車の輸入が増えたこともあり、外資系企業と地元企業の合弁会社にも新車の輸入販売が許可されるようになった。
このような背景から、その後はさらなる自動車市場の拡大が見込まれ、SPAグループは2013年5月にヤンゴンに、また、三菱商事も同年12月にマンダレーにサービスショップを設立。共にアフターサービスを提供していた。
しかし、さらに顧客満足度の向上を図るため、三菱商事はSPAグループとの合弁に踏み切った。今後は、アフターサービスにとどまらず、新車販売に向けて事業を拡大していくとみられる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
三菱商事株式会社
http://www.mitsubishicorp.com/
三菱商事株式会社のプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/
三菱自動車工業株式会社
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/
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