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2015-11-05 17:00

経済

新輸送ルートによる物流開始 ミャンマーから日本への輸送日数1週間短縮へ

南海通運
ミャンマーからバンコクまでは陸送を利用
大阪府に本社を置く南海通運は11月4日、同月よりミャンマーからタイ・バンコク陸送経由で日本への物流を開始したと発表した。

これまで、ミャンマーから日本への輸送は、「シンガポール経由海上ルート」で3週間程度を要していたが、ミャンマーからバンコクまで陸送し、バンコクから日本まで船便を利用する「バンコク経由海上ルート」を利用すると納期は2週間程度となり、従来と比較すると1週間程度短縮される。

ミャンマー・日本間の輸送期間短縮の要望に対応
同社は今年4月、タイ・バンコクからヤンゴンまでの国境陸送混載便を開始したと発表したが、荷主からはミャンマーから日本への便に対する納期短縮の要望が多数寄せられた。

その要望に対応すべく、同社はバンコク経由海上ルートの運用を開始した。同ルートの運用開始にあたっては、今年8月下旬に開通したミャンマー・タイ国境のバイパス開通が後押しした格好だ。

現時点では、ミャンマー・タイ間でトラックの相互乗り入れが認められていないため、バンコク経由海上ルートを利用すると、ミャンマー・タイ国境とバンコクの2カ所で荷物の積み替えが発生する。

そのため、運賃はバンコク経由海上ルートの方がシンガポール経由海上ルートよりも割高となるが、同社は、トラックの利用効率を上げるなど企業努力を行うことによって、国境物流の低価格化と利便性を追求していく考えだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

南海通運のプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000013346

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