2015-09-25 10:00
政治
選挙に向けて特別選挙警察官4万人を任命

トラブル抑止、セキュリティ強化が目的
ミャンマー当局は、11月8日の選挙に向けて、一般市民4万人を特別選挙警察官に任命する。ネピドー警察によれば、特別選挙警察官は正規警察官や上級市民が任命。10月中旬から、選挙までの1か月間活動する。任命された市民は、警察と選挙委員会から2週間の基礎トレーニングを受ける。
正規警察官と違い、武器などは持たず、セキュリティ強化とトラブルを未然に防ぐことを目的としている。活動中の1か月間、正規警察官と同等の140ドルが支払われる。
選挙活動から宗教間対立への発展を懸念
25年ぶりの選挙を控え、ミャンマー国内各地で活発な選挙活動が行われている。選挙活動が本格化されるにつれ、政党、宗教間の対立が起こることを懸念されている。特に、過激派仏教僧によるイスラム教徒への暴力が心配されている。日本、アメリカ、イギリスの人権団体などは、選挙活動が分裂と対立のきっかけとして利用されるのではないか、と表明。ミャンマー政府に警告を発した。
特別選挙警察官の任命についてNLDのスポークスマンは、
なぜこのような活動を行うのかわからないが、善意からの取り組みであると願いたい。(The Straits Timesより)
と語っている。
(画像:The Straits Timesより)
外部リンク
The Straits Times
http://www.straitstimes.com
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