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2015-08-20 05:00

社会

米アメリケア財団、ミャンマーのパートナー団体と協力して水害対応、災害リスクの軽減に取り組む

災害
深刻なミャンマーの水害
洪水被害が続くミャンマーでは、アメリケア財団が洪水の影響を受ける地域で、密着型防災をサポートする在ミャンマーのパートナー団体と共に地域に密着した緊急援助活動に取り組んでいる。

アメリケア財団とは、30年以上の間世界各地で起こった天災や政治的な対立と極端な貧困の中での生存者を援助し、救命活動および被災地の人々の健康と生きる希望の回復に努めてきた米国の慈善団体だ。

2008年にミャンマーをサイクロンNargisが襲ったときには、アメリケア財団は国に入ることを許された最初の救済組織の1つだった。その際、生存者のために15トンの薬と医薬品を届けた。

東日本大震災で津波と原発事故の被害を受け、原状回復までに数十年はかかると言われる東北地方で、アメリケア財団は、ここでも生き残った被災者のケアにあたった。この地震で支出した援助資金の合計は880万米ドルだった。

緊急支援を必要とする被災者のために
今回の洪水は、激しいモンスーンの時期に加え、サイクロン「Komen」によってもたらされた集中豪雨が原因で、100人以上の死者を出した。

ミャンマー政府は、100万人以上の人々が被災している国内の4地域への国際的な支援を訴えている。

ミャンマー南部の人々は、緊急避難を強いられており、また、多くの地域において地すべり、崩れた道路や高潮のために孤立していると報告されている。

アメリケア財団は、災害の起こりやすいイラワジ デルタの10の村で、2015年2月よりコミュニティベースでの災害リスク削減トレーニングに取り組んでいる。

これらの村のうちの7村は数回洪水に遭った経験があり、他の3村においては洪水の危険にさらされている。

アメリケア財団は、緊急時に備え、スタッフを配置し、医療と救援物資に対応できる体勢を取っており、生存者のための公共医療を復旧する包括的な回復プログラムを災害時にいち早く実施するために米国、ヨーロッパとインドの倉庫に救急医療と必需品を備蓄している。

緊急対応部の副部長であるGarrett Ingoglia氏はこう語る。

「現在の災害は、Irrawaddyデルタの人々とミャンマーの多くが洪水およびその他の危険にさらされていることを浮き彫りにしている」

「我々は、ミャンマーの地元パートナー団体と協力して、災害が起こりやすいコミュニティの復旧力を構築するために活動を続ける。また、必要に応じて、災害に見舞われた人々のサポートする。」

(画像はホームページより)


外部リンク

Americares
http://www.americares.org/
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