ミャンマーニュース

福岡アジア文化賞は10日、ヤンゴンのパークロイヤルヤンゴンにて、9日に福岡アジア文化賞大賞受賞者であるタン・ミン・ウー氏の受賞伝達式を行ったと発表した。会場には約140人が集まり、タン・ミン・ウー氏の受賞を祝った。

福岡アジア文化賞とは1990年、アジアの優れた文化の振興と相互理解に貢献するために、福岡市をはじめとして、学会や民間が一体となって設立された。同賞はアジアの学術や文化などに貢献した人々に贈られる賞である。

歴史研究者であるタン・ミン・ウー氏は、歴史研究のみならず、歴史的建造物の保護活動も積極的に行ってきた。また、アドバイザーとして、実践的な国づくりにも携わっている。

また、タン・ミン・ウー氏は、元国連事務総長ウ・タント氏の孫である。欧米で教育を受けた経験もあるほか、アメリカ議会での演説経験もあり、グローバルに活躍している。オバマ大統領がミャンマーを訪れた際には案内役を務めた経験もあることから、政府要人からの信頼も厚い。

伝達式には、ミャンマー側からソー・テイン大統領府付大臣など、また、日本側からは在ミャンマー日本国大使館公使の丸山市郎氏など、多数の来賓が出席した。

（画像はニュースリリースより）

外部リンク

福岡アジア文化賞（ニュースリリース）
http://fukuoka-prize.org/news/release/002690.php