2016-04-21 19:00
社会
ラカイン州で国軍とアラカン軍が衝突 国軍兵士約20人死亡

新年早々の武力衝突に
新年を迎えたミャンマーだが、同国西部・ラカイン州では4月16日より、ミャンマー軍と少数民族武装勢力のアラカン軍が武力衝突を繰り返している。アラカン軍が4月19日に発表したところによると、戦闘により、ミャンマー軍の指揮官1人が死亡したほか、兵士約20人が死亡したという。なお、アラカン軍の兵士には負傷者がいるものの、死者はいないという。
戦闘において、ミャンマー軍は、アラカン軍のキャンプ地や建物を占拠したほか、アラカン軍が所有する小規模な鉱山を占領した。
「対話で解決しなければ、和平実現などあり得ない」
この春に発足した国民民主連盟(NLD)による新政権は、和平の実現を公約に掲げているものの、ミャンマー軍は、新政権が発足する以前よりアラカン軍の鎮圧を目標としていたことから、戦闘が現在も終息していないのが現状だ。アラカン軍によると、問題の全ては政治的な問題であるとし、問題解決のために、新政権が発足する以前より政府側との対話を求めてきたものの、国軍は武力を用いて、アラカン軍を鎮圧しようとしているという。
アラカン軍は、対話で解決しなければ、国内の和平実現などあり得ないとの考えを示した。
外部リンク
Radio Free Asia
http://www.rfa.org/english/news/myanmar/new-clashes
mizzima
http://mizzima.com/news-domestic/clashes-continue-arakan
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