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2016-04-29 22:00

政治

岸田外相のミャンマー訪問が決定:スーチー氏と会談へ

岸田外相
5月2日にミャンマー入り
先週より調整が進んでいた岸田外相のミャンマー歴訪が正式に発表された。

岸田外相は大型連休の初日にあたる4月29日に中国入りし、約4年ぶりとなる外務大臣の二国間訪問を経て、5月2日にミャンマーの首都ネピドーに到着する予定である。

ネピドーでは、外相と国家顧問を兼任する事実上のリーダーであるアウンサンスーチー氏と会談し、同氏の訪日を求めるという。

また、ミャンマーの新政権を日本政府が総力を挙げて支援する方針であることを表明するとともに、安倍総理大臣からの親書を携えるとみられている。

岸田外相は中国、ミャンマーの他に、タイ、ラオス、ベトナムにも訪問する予定となっており、昨年発足したASEAN共同体の強化を援護し、日本の対ASEAN外交に関する包括的なメッセージを発信するという。

中国に触発され、外相のミャンマー訪問を決断か
ミャンマーの新政権が発足したのは3月末。それから1週間も経たない4月5日に中国の王毅(おうき:Wang Yi)外相がミャンマーを訪問。迅速な行動でスーチー氏との会談を実現し、両国の信頼関係を深める行動に出た。

日本政府は中国の素早い外交に触発される形で、岸田外相のミャンマー訪問を決断したとみられている。また、激化するインフラ事業への投資を促進させる狙いもあるようだ。

今回の岸田外相の訪問で、今後の両国の関係がより親密になることを期待したい。

(画像は外務省より)


外部リンク

外務省
http://www.mofa.go.jp/

外務省のプレスリリース
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/
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