ミャンマーニュース

ミャンマー与党の国民民主連盟(NLD)のティン・チョー次期大統領は、22日、議会に新内閣の閣僚名簿を提出し、新政権にNLDのアウンサンスーチー党首が入閣することが明らかになった。

閣僚名簿は21省庁の18閣僚が対象。国防省、内務省、国境省の3閣僚は憲法の枠組みに基づき、国軍総司令官が指名している。18閣僚の具体的な名前は、現時点では不明。

18閣僚は連邦議会の承認を受け任命される。議会で承認されたと仮定すると、スーチー氏は新内閣の唯一の女性議員になる。スーチー氏は、｢国防治安評議会｣のメンバーである外相への就任が有力視されているほか、複数の省庁を兼務する可能性が示唆されている。

ミャンマーの憲法では、外国籍の家族を持つスーチー氏は大統領になれず、閣僚が党務に携わることも禁じられている。このため、スーチー氏のポストが焦点となっていたが、内閣の一員として、側近のティン・チョー次期大統領と連携しながら行政機関を取り仕切ることを選んだとみられる。

NLDは行政の効率化を図るため、省庁を21に統廃合する再編案を議会に提出し承認されていた。

（画像はmizzumaより）

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