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2016-03-17 20:00

社会

シャン州で国軍と少数民族武装勢力が武力衝突 住民数千人が避難

武力衝突
新政権発足を控えるも、武力衝突発生
ミャンマー北東部に位置するシャン州では、少数民族武装勢力のタアン民族解放軍(TNLA)とミャンマー軍との武力衝突により、数千人の住民が避難を余儀なくされている。

ミャンマーでは、この春に、国民民主連盟(NLD)による新政権の発足を控えており、NLDのアウン・サン・スー・チー氏は、平和の実現を目標に掲げている。

また、NLDは軍の影響を受けてきたこれまでの政権とは異なるが、新政権の発足を目前とした現在においても、武力衝突が発生している状況だ。

地元の住民によると、武力衝突は1日に4回ほど発生しており、難民キャンプには約8000人が避難しているとされる。

ミャンマー軍の戦闘は激しさを増す
TNLAの報道官によると、今回の戦闘はここ数年で最も厳しい戦闘であり、緊迫度が高まっているという。特に、この2週間で戦闘は激しさを増しており、ミャンマー軍はジェット戦闘機やヘリコプターを使用しているという。

ミャンマーでは昨年、政府と少数民族との間で和平交渉が進められ、複数の少数民族との間で「全国停戦協定」が締結された。しかし、TNLAを含め、全ての少数民族は全国停戦協定に合意していない。


外部リンク

mizzima
http://mizzima.com/news-domestic/thousands-flee-fightin

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