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2016-03-16 06:00

社会

ミャンマー国軍が「少年兵」46人を解放

少年兵
解放された少年らは家族の元へ
ミャンマー国営メディアの報道によると、3月12日にヤンゴンで開催された式典で、ミャンマー国軍が46人の「少年兵」を新たに解放。家族に引き渡されたという。

報告書によると、国軍は昨年2月以来、少年兵の募集に関与した軍将校72人と兵士309人を軍の法律に従って処罰している。

式典で最高司令官オフィスのTauk Tun少将は、
「ミャンマー国軍は少年兵の解放に尽力している」(ABCより)
と軍の立場を示した。

現在、国軍に何人の少年兵がいるかは不明であるが、地雷探知作業を強要される少年兵の強制動員などを含め、人権侵害が叫ばれている。

解放されるより起用される少年の方が多い?
ミャンマーは2012年6月、国軍による少年兵の募集を停止し、子どもの権利侵害を防止することを目的とした行動計画を国連と締結。

締結後に解放された少年兵は、今回解放された少年兵を含めて744人となった。

しかし、国連労働機関(ILO:International Labour Organization)の推定では、少年兵は5,000人に上る見通しとなっており、解放は遅々として進んでいないのが現状である。

また、国軍だけでなく武装民族グループも少年兵を受け入れているという。

特に、現在紛争が起きている地域では、少年兵の起用が広まっており、解放されるより起用される少年の方が多いともいわれている。

少年兵の子ども時代が失われているのは確かなこと。少年が自ら志願しても国軍も武装民族グループも彼らの起用を避ける必要があるだろう。最良の方法は、紛争を停止することかもしれない。

(画像はSPUTNIKより)


外部リンク

Myanmar army frees 46 child soldiers: state media
http://www.abc.net.au/

Myanmar Military Releases 46 Child Soldiers
http://sputniknews.com/

Tatmadaw releases 46 child soldiers
http://www.mmtimes.com/

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