2014-07-04 18:00
社会
オーストラリア外務大臣がミャンマーを訪問

最大の論点はロヒンギャ族の人権問題
7月2日、オーストラリア外務大臣のジュリー・ビショップ氏が、マンダレーに到着した。(画像:SBSより)
3日間の滞在中は、ネピドーにて、テインセイン大統領およびアウンサンスーチー氏との会談が予定されている。
会談ではミャンマー社会改革に関する支援の再確認とASEAN議長国としての情勢、経済、教育、女性の雇用問題、そして少数民族の人権問題について話し合われる。
数々の議題の中でも特に少数民族の問題に関しては、「ラカイン州ロヒンギャ族の安全と人権問題改善の重要性」として、公式声明が発表された。
人権団体がオーストラリアに対し、ミャンマーへの圧力を要請
2011年以降、オーストラリアは経済制裁を解除し、ミャンマーの政治改革をサポートし続けている。2012から13年には、ラカイン州支援のため900万ドルを投じている。しかし、2012年の民族抗争ではロヒンギャ族12万人が住居を奪われ、200人以上が死亡した。その後も、ロヒンギャ族は厳しい規制により不自由な生活を強いられている。
この問題については世界が注目している。ニューヨークを拠点とする人権団体は、オーストラリアはこれまで以上に強固な態度でミャンマー政府に働きかけるよう求めた。
ASEAN人権団体は、船でオーストラリアに向かう難民問題解決について、ミャンマー政府にさらなる圧力をかけるよう求めた。
ASEAN人権団体のスポークスマンは、
難民を海へ返すことは解決にはならない。受け入れる体制が不十分なら、オーストラリアはその根本的な原因を解決しなければならない。(SBSより)
と述べている。
外部リンク
Mizzima
http://www.mizzima.com
SBS
http://www.sbs.com.au/
Australia Network News
http://www.abc.net.au
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