2014-05-30 13:00
経済
ミャンマー水力発電開発は中国の独占市場

電力省が中国Hanergy Groupとの水力発電プロジェクトを承認
ミャンマー電力省は、中国のHanergy Group Holding Ltd(以下「Hanergy Group」)と地元企業Asia Worldの「サルウィン川(Thanlwin River)沿いの水力発電プロジェクト」を承認した。合弁契約は、会社が1400メガワットの発電所を建設、運営し、最終的には譲渡する方式。譲渡するまでの期間は最長40年となっている。
電力の85%から90 %は中国に売却され、 残り15 %がミャンマー国内で使用可能となるようだ。
(画像はHanergy GroupのHPより)
ミャンマー水力発電開発で台頭する中国
Hanergy Groupは、2010年2月にミャンマー電力省とプロジェクトの開発、運用、および譲渡のための覚書に同意している。その覚書によると、この水力発電プロジェクトは、ミャンマー政府と中国民間企業において“最大規模”の投資プロジェクトだ。
Asia Worldは、少なくとも9つの水力発電を他の中国企業と協力して建設する予定。また、Thaukraykhetの水力発電開発においては、中国企業1社が単独で請け負い、現在電力省は1ユニットあたり70ミャンマーチャットで買い上げている。
政府の公式データによると、ミャンマーの水力発電プロジェクトは22件が完了し 14件が建設中。さらに、計画が確定し未着工のプロジェクトが50件。その内5件のみがヨーロッパ企業で、残り45件が中国企業による建設、運営が確定している。
ミャンマーの水力発電開発は、まさに中国企業の独占市場だ。
外部リンク
Hanergy Group
http://www.hanergy.com/en/
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