2014-05-24 09:00
学術
世界銀行がミャンマーの学生を支援-質の高い教育と遠隔地の貧困層の子どもたちに焦点

学校補助金制度と奨学金制度の拡大
世界銀行(World Bank)の理事会は、学校への資金分散化プロジェクトを通じて、ミャンマーの教育支援をすることを承認した。それにより、約820万人の学生がより良い教育を受けられ、貧困の学生が授業に出席するための財政支援を受けられるようになる。
このプロジェクトの財源は、国際開発協会(IDA)からの8,000万ドルの信用貸出と、オーストラリア政府からミャンマーパートナーシップマルチドナー信託基金(the Myanmar Partnership Multi-Donor Trust Fund)経由で融資される2,000万ドルとなっている。
これらの財源をもとに、ミャンマー政府の学校補助金制度と奨学金制度を拡大していく。教育省の下にあるすべての学校が対象となり、奨学金制度では40の郡区に重点を置いている。
(画像はプレスリリースより)
教育省の能力を強化
このプロジェクトは、ミャンマーの教育分野において、重要な長期目標の役割も担っている。最も重要なことは、学校助成金制度や奨学金制度を確実に改善し、より多くの学生が学校生活を送れるようになることである。
それを実現するためには、教育省の能力を強化してくことが必要で、支援の重要課題ともいえるだろう。
貧困層軽減と国の発展
プロジェクトでは、質の高い教育の提供と遠隔地の恵まれない貧困家庭の子どもたちに焦点を当てている。なぜなら、ミャンマーが発展していくためには、質の高い教育制度と貧困層の軽減が不可欠であるからだ。国の将来は、教育制度に大きく関わっていると言っても過言ではないだろう。ミャンマーの子どもたちが、一日でも早く、質の高い教育を平等に受けられるようになることを願っている。
外部リンク
世界銀行(World Bank)
http://www.worldbank.org/
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