ミャンマーニュース

4月13日、ミャンマーの「ティンジャン（Thingyan）」または、はダジャンとして知られる伝統的な新年の水祭りが、かつての首都ヤンゴンで幕開けされた。

市長のあいさつとともに開会式が始まり、カラフルなドレスで踊る伝統舞踏などの催しが行われた。

2つのパビリオンに加え、民間企業などにより建てられた大型テントが80以上も並んでいる。

ティンジャン水祭りは、年間を通じてミャンマーの最大行事である。今年のイベントは、4月16日までの4日間だ。

（画像はWikipediaより）

水祭りの期間中は交通事故が多発することでも知られており、毎年多くの死傷者が出ている。

祭りの期間中、人の動きを監視するCCTVカメラや5,000人以上の警察官、セキュリティ担当者が人々の安全を守るために稼働している。

「ティンジャン（Thingyan）」は、バガン時代から行われている伝統的な水祭りで、13日から16日の4日間、人々は水をかけ合い、17日が新年となるそうだ。

水をかけることで1年の不幸や汚れを落とし、身も心もきれいにして新年を迎えるために行われる。

この水祭りで古いものを全て捨て去らないと、不運がもたらされると信じられているそうだ。

もともとは敬意の印としてお互いに優しく水をかけ合うものであったのが、東南アジアで一番暑い季節に行われるため、にぎやかな水のかけ合いに発展していった。

テイン・セイン大統領は、すべての人々が伝統的な文化を維持する責任があることを強調し、人種的、宗教的先入観を一掃する期間だと述べている。

また、ティンジャン祭りの期間中、人々の平和と喜びを中断するような行為を慎むよう国民に促した。

テイン・セイン大統領は、来る新たな年が、平和な国、正義と自由と平等の永続する国になることを望んでいると国民に伝えた。

ミャンマーがこの新たな1年でどんな変化を見せてくれるのか、とても楽しみでならない。

外部リンク

Myanmar’s traditional Water Festival launches in Yangon
http://www.elevenmyanmar.com/