2014-03-19 10:00
文化
「世界遺産」登録なるか?

ミャンマーの2つのエリアが世界遺産リストの優先候補
UNESCOとミャンマー環境・林業省主催による審議会において、チン州「ヴィクトリア山」とカチン州「インドージ湖野生生物保護区」の両エリアが、世界遺産リストへの優先候補と推奨された。(写真はイメージです)
ヴィクトリア山
「ヴィクトリア山」には、ヴィクトリア山固有の鳥類や、800以上のヒマラヤ植物種が存在する、豊かな自然が残されたエリアだ。極度の標高勾配と壮大な美観で知られる、標高3,053mのミャンマーで3番目に高い山だ。また、32番めのアセアン遺産公園として保護されている。インドージ湖野生生物保護区
インドージ湖は、東南アジア最大湖の一つといわれている。10種もの絶滅危惧鳥類に生息地を与え、渡り鳥たちの安息の地となっている。また、インドージ湖には、ビルマピーコックタートルなどの貴重な魚やカメも生息している。可能性を秘めたミャンマーに「世界遺産」を!
1994年に世界遺産条約に署名したミャンマーは、まだ世界遺産に登録されたエリアがない。現在、世界遺産暫定リストには7つのエリアが入っているが、今回優先候補として推奨されたエリアもその中に入っている。世界三大仏教遺跡のひとつであるバガンの世界遺産への登録は失敗に終わってしまったが、多くの人が、ミャンマーには世界遺産に値する高いポテンシャルのあるエリアが揃っていると認めている。
可能性を秘めたミャンマーという国に、世界遺産という新たな喜びと希望が与えられることを望んでやまない。
外部リンク
世界遺産
http://www.worldheritagesite.org
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