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2014-03-04 22:00

社会

国境なき医師団、一部地域で活動再開

国境なき医師団
仏教徒の抗議活動受け、ラカイン州診療所は再開せず
ミャンマー国内での活動停止を命じられ、診療所を閉鎖した国境なき医師団(MSF)が、3日から一部地域で活動を再開した。アメリカ、ヨーロッパを初めとする各国大手メディアが報じた。

(画像:Al Jazeeraより)

政府からの明確な説明も得られないまま活動停止を命じられたMSFが、一部の地域で診療所を再開する。政府との交渉により、シャン州とカチン州、ヤンゴン地域の診療所での活動が可能になった。MSFは、引き続きエイズ患者などのケアを行う。

MSFへの抗議行動が起きたラカイン州での診療所再開は難しいという。仏教徒住民とイスラム教徒の対立が続くラカイン州では、数万人のイスラム教徒ロヒンギャ族が治療を必要としているという。

医療的立場を基盤とする活動 宗教、民族などは無関係と主張
仏教徒住民は1月の抗争において、MSFがロヒンギャ族の治療を優先したとして抗議している。MSFは、
私たちの活動は、すべて医療的立場のみを基盤としている。宗教、民族など、その他一切の事由には関知しない。活動再開は喜ばしいが、人道的、医学的危機に直面するラカイン州の人々について、関心を持ち続けていく。(Reutersより)
と述べている。


外部リンク

Al Jazeera
http://www.aljazeera.com/


Reuters
http://www.reuters.com/

Voice of America
http://www.voanews.com/
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