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2014-01-18 15:00

社会

国境地域で象牙の違法取り引き イギリスの機関が調査

象牙
隠すことなく象牙アクセサリーを陳列 未加工の象牙も
1月13日、イギリス・ケンブリッジのオックスフォード・ブルックス大学野生動物監視ネットワーク(TRAFFIC)が、ミャンマーの象牙に関する調査結果を発表した。

(画像:flickrより: Confiscated ivory jewelry slated for destruction in the crush : Photo Credit : Gavin Shire/USFWS

両組織が内密に調査した結果、中国とタイの国境に接するシャン州の町 Mong La で、約50個の加工していない象牙と3,300個以上の象牙で作られたアクセサリーが見つかった。

オックスフォード・ブルックス大学の教授によれば、Mong La の象牙市場はアジア最大で、町では隠すことなくオープンに象牙アクセサリーが陳列されているという。

象牙取り引き禁止の法律に従い、取り締まり強化
ミャンマーはインドに次ぎ世界で2番目に象の生息数が多く、約6,000頭が野生で暮らしている。象を保護し、象牙の取り引きを禁止する法律は存在するが、国境地域では違反がまかり通っているのが現状だ。

違法象牙市場は、中国やタイにも広がっている。2014年、ミャンマーはASEAN-WEN(国境地域での違法な動植物の取り引きを管理する機関)の議長国を務める。TRFFICは、ミャンマーには象牙の取り引きを厳しく取り締まる責任があると強調している。


外部リンク

Environment News Service
http://ens-newswire.com/

Voice of America
http://www.voanews.com/
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