2014-01-23 18:00
経済
ミャンマーとバングラデシュ、新しい海洋航路を開設

海路開通で年間貿易額の増額をねらう
ミャンマーとバングラデシュの間で、新しく海洋航路が開設される。1月19日、バングラデシュ貿易省が発表した。(画像:Wikipediaより)
西ラカイン州の暴動によって延期されていた海洋航路の開設が実現する。発表によると、航路は3月から開通。バングラデシュ各地の港と、ミャンマーの港、ヤンゴン、パテイン、シットウェ、マウンドーを結ぶ。
現在、両国の相互貿易取り引き額は年間約1億円である。ミャンマーからは主に米や豆、魚などの食品が輸出され、バングラデシュからはセメント、医薬品、電気ケーブルなどが輸出されている。
今回の航路開通によってより安価で早い輸送が可能になり、貿易額は5億円に達するだろうと期待されている。
地理的距離を生かし、バングラデシュとの国交強化
昨年12月、ビーマン・バングラデシュ航空がヤンゴンーダッカ間の就航を始め、今回海路も開設された。バングラデシュ貿易省はこれを受け、次は陸路の開通を目標に掲げている。貿易商大臣はさらに、2020年までに年間貿易取り引き額を10億円に引き上げたいと明言した。ミャンマーは軍事政権下において、中国、タイなど限られた国とのみ貿易を行っていたが、今後は地理的な近さを生かした貿易ルートを改善するため、バングラデシュとの交渉を続けるという。
外部リンク
MYANMAR UPDATE!
http://www.myanmarupdate.com/
Dhaka Tribune
http://www.dhakatribune.com/
Bay of Bengal map/Wikipedia
http://en.wikipedia.org/
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