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2014-12-08 01:00

社会

日本兵の遺骨調査、30年ぶりに実施

日本兵
第2次大戦の犠牲者 広範囲で本格的な調査
12月3日、South China Morning Postは、第2次世界大戦中に、ミャンマーで死亡した日本軍兵士の遺骨探索が行われることになったと報じた。

先月ミャンマーを訪れた安倍首相は、遺骨調査についてテインセイン大統領に協力を求めた。その結果、30年ぶりに広範囲を対象とする本格的な調査が実現することになった。

探索は、日本からの調査チームが、北部のザガイン管区と西部のチン州、東部のカヤー州の3か所で行う。チン州では、以前日本兵の遺骨が発見されたことがあるという。

立ち入り規制緩和で遺骨の発見情報も
1944年、13万7,000人からなる日本人部隊がインドへの侵入を試みたが、敗北に終わり撤退した。

9万1,000人の遺体はミャンマーにより収集されたが、1982年以来、大規模な調査は行われていない。社会福祉省は、まだ4万6,000人の兵士の遺骨があるはずとしている。

2011年の民主化以降、対象地域への外国人の立ち入り規制が緩和されたことによって、いくつかの遺骨の発見情報が報告されているという。

調査は、社会福祉省のエキスパートによって行われる。第1フェーズは年度末までにはスタートする予定だ。社会福祉省は、それまでに調査用の詳細地図を用意するようミャンマー政府に依頼している。

(画像:South China Morning Postより)


外部リンク

South China Morning Post
http://www.scmp.com
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