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2014-11-29 10:00

文化

ミャンマーの歴史物語を伝えるショー「ダンダリー」がバガンで開幕

ダンダリー
「伝説的な物語」の意味を持つダンダリー
ミャンマー・マンダレー管区のバガン市において、ミャンマーの歴史物語を伝えるショー「ダンダリー」の公演が開始された。ビルマ語で「伝説的な物語」の意味を持つ「ダンダリー」は1000年にわたって世代から世代へと受け継がれてきたミャンマーの伝統、芸術、文化が明らかにされるもので、100人以上のダンサー、俳優、パフォーマーが出演、マルチメディア技術を駆使した演出が特徴だ。

各場面は音楽、言葉、民衆の知恵とミャンマーの踊り、人形遣い、武術、チンロン・ショーなどを通じてミャンマーが受け継いでいる遺産のすべての栄光が表現されており、あらゆる年齢の観衆が楽しめる内容となっている。公演場所はバガン市の中心にあり、ミャンマーで最も美しい3宮殿のひとつである「バガン・ゴールデン・パレス」だ。

年々増加するミャンマーの外国人観光客
ミャンマーの観光産業はASEAN経済共同体(AEC)会議や政府のミャンマー国内観光刺激政策などの影響で確実に成長している。外国人観光客数は2013年に200万人を突破し、2014年は310万人を政府目標としている。

フランス、ドイツ、イギリスを含む欧州諸国やアメリカなど、アジア以外の国々からの観光客も多く、シンガポール、日本、中国、インドネシア、韓国など、戦略的に重要な都市からヤンゴンへの直行便も増加している状況だ。

ダンダリーはバガンの観光シーズンである11月から3月にかけて毎年上演されており、今年も2014年11月1日に始まり、2015年3月31日まで続く。客席数は各回464席、チケットは50ドルからで、9月に予約が開始されている。

また、バガン市は世界3大仏教遺跡のひとつと称されるほど、ミャンマー屈指の仏教聖地でもあり、約2,000にもおよぶ貴重な古代建築が残されている。ダンダリーの上演によって、バガンの観光客がさらに増加し、ミャンマーの経済に刺激を与えることが期待されている。


外部リンク

ダンダリー公式ホームページ
http://www.dandaree.com/#home
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