2014-09-12 09:00
文化
ASEANアニメーションコンテストでミャンマーが上位3位を独占

1分間のショートムービー 受賞者は米、日本で研修も
タイで行われたASEAN・アニメーションコンテスト・2014で、ミャンマーのクリエイターが上位3位入賞を独占した。(画像:ASEAN・アニメーションコンテスト・2014ウェブサイトより)
このコンテストは、ASEAN諸国のアニメーターを対象に開催された、デジタルアニメーションコンテスト。7月から8月、プロ・アマ・学生問わず1分間のショートムービー作品を募集した。
最優秀賞は、ビジュアル・エフェクト・アーチストのLinn Htet Mawさん。コンテストには初めて参加した。賞金10万バーツと、アメリカ行きのチケットを受け取った。アメリカでは5日間、アニメーションスクールでトレーニングを受ける。
第2位はミャンマーのアニメーション制作チーム、Neutron Animation Group。賞金7万バーツと、日本での5日間のトレーニングが与えられた。3位のYe Winチームには、賞金5万バーツが与えられた。
クリエイター、制作環境の改善を望む
ミャンマーのアニメーション業界は著作権、知的財産権の問題などで衰退の道をたどっている。制作の必需品であるアドビの製品が手に入らず、クリエイターはシンガポールなど外国の知人からソフトウェアを購入するという。テレビCMや広告業界で作品を発表しているアニメーターもいるが、純粋なアニメーション作品を制作する機会は少ないという。
そのような状況の中での受賞は、ミャンマーにとって驚くべきことだった。彼らは政府のサポートなどを一切受けずコンテストに参加した。
受賞作品は、アニメーション制作に関する問題をアピールするためのキャンペーンなどで上映するという。
外部リンク
ASEAN・アニメーションコンテスト・2014
http://www.aseananimationcontest.com
Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com
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