2014-01-09 10:00
社会
山岳民族、チン族の苦悩

ミャンマー北西部に位置するチン州
ミャンマー北西部に位置するチン州は、全土が険しい山々で覆われている自然豊かな地方だ。西と北にはインドとの国境があり、また南西の短い国境線をバングラデシュと共有している。山岳民族として、誇り高いチン民族であるが、その生活は決して豊かではない。政府による最近の行政改革にも関わらず、チン州の生活は改善されていない。
専門家によると、仕事などを求めて、インドなどの近隣諸国に亡命したチン族の生活も、ミャンマーで生活を続けるチン族の暮らしと同様に、厳しいものだという。法的保護の欠如や、地元コミュニティーとの緊張など、さまざまな障害がつきまとっている。
Image:by dany13(画像はイメージです)
軍事政権時代の歪み
1988年、国民的な民主化要求運動で起きた、ビルマ政府軍に対する反乱では、何千人もの一般人が命を落とした。そして、国内の多数の地域と同様に、チン州も軍国主義化された。軍事政権時代の歪みにより、チン族は極度な貧困に陥った。そのため、チン族の中には、1463キロメートルはなれたインド国境に逃げ込む者もいた。
2011年に人権保護団体が行った調査によると、およそ10万人のチン族が、チン州に住んでいる。
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