2013-12-31 23:00

プレスリリース/コラム

ミャンマーの保険業界関係者が視察団を結成し訪日

損保
損害保険の最新事情を視察
日本損害保険協会は、ミャンマーの業界関係者の訪日団を受け入れ、会談を行った。
訪問したのは、ミャンマー財務省のマウン・マウン・テイン副大臣、ミャンマー保険のエイ・ミン・テイン社長ら、設立認可を受けた民間保険会社の代表者。ミャンマー側から日本の損害保険業界の最新技術を視察したいとの要請を受けて実現したもの。

まず訪日団は、協会長と会談を行い、ミャンマー保険市場の健全な発展と、適切な販売チャネルの構築を実現するためには、協会設立が重要であるとの説明を受けた。同協会の医研センターの研修が、会員各社の従業員の医療知識向上に役立ってきたことも説明された。

また、協会に加盟する損害保険会社への訪問では、事務処理システムやコールセンター、リスクコンサルティング、損害サービスシステムを視察した。他に、損害保険料率算出機構の訪問では、機構の役割と風水災リスクモデルに関する説明を受けた。

「ぜひとも日本と協力したい」
日程の2日目には歓迎レセプションが開催され、訪日団メンバーと金融庁や国内の損害保険業界関係者との交流を深めた。

マウン・マウン・テイン副大臣は「スタートしたばかりのミャンマーの保険業界であるが、今後の業界の発展に向けて勉強するため、日本を訪れた。これまでの日本の損保業界からの支援に感謝するとともに、ミャンマーにも日本損害保険協会のような協会を設立し、ぜひとも日本損害保険協会と協力覚書を取り交わしたい」と挨拶した。

拡大の期待される保険市場
ミャンマーでは民主化の推進とともに急速な経済改革が進められており、2015年のASEAN経済統合を視野に入れ、金融規制緩和や証券取引所の設立準備など、金融セクターの近代化に向けた動きが活発化している。保険市場は1960年代初頭から国営保険会社の独占体制が続いていましたが、昨年から民間保険会社の設立が承認され、順次営業を開始しています。


外部リンク

日本損害保険協会
http://www.sonpo.or.jp
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