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2013-12-21 16:00

経済

三菱商事、ミャンマーでガス田プロジェクトに資本参画

三菱商事
プロジェクトの概要
三菱商事は、ミャンマーにおける初めての石油・ガス上流プロジェクトとして、同プロジェクト事業会社に資本参画することを決定しました。このミャンマーにおける石油・ガス上流プロジェクトは、JX日鉱日石開発が資本の50%保有する日石ミャンマー石油開発が担当しており、同社はイェタグン・ガス田を含めたアンダマン海沖合いのM12/13/14鉱区権益と、ガス輸送パイプライン権益の19.3%を保有しています。三菱商事は同社の株式のうち10%を取得することで、ミャンマーにおけるプロジェクトに参画することとなります。
同ガス田の権益関係について
M12/13/14鉱区の権益内にあるイェタグン・ガス田は1992年に発見され、2000年から天然ガスの生産を開始しています。同鉱区の探鉱開発生産事業について、日石ミャンマー石油開発の他、PTTEP(タイ国営石油会社PTTの子会社)が19.3%、ミャンマー石油ガス公社が20.5%、そして、ペトロナス・チャリガリが40.9%、それぞれ権益を保有しています。

ペトロナス・チャリガリはマレーシア国営石油会社ペトロナス子会社であり、オペレーターとして同事業の操業を行っており、ガス田で採掘された天然ガスは海底及び陸上パイプラインを通じてミャンマー・タイに供給されています。日石ミャンマーの持分は、天然ガスでは日産約5千万立方フィート(原油換算で約8千バレル)であり、ミャンマーでは2番目の規模のガス田です。さらに、同鉱区内においては、現在開発中のガス田がある他、新たなガス田の発見も期待されています。

日石ミャンマーは、三菱商事の他、日本政府が50%が出資していることから、この官民あげてのプロジェクトであり、このイェタグン・ガス田プロジェクトの事業価値向上に貢献すること、そして、ミャンマーを含めたアジア域内のエネルギーの安定供給を図ることが期待されます。


外部リンク

三菱商事 プレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/
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