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2013-11-30 18:00

社会

麻薬の運び屋、7歳の少年

メタンフェタミン
7歳のミャンマー人少年が保護される
11月23にタイ当局が行った発表によると、21日、タイとミャンマーの国境付近のバス停でリュックサックを背負った7歳の少年が泣いているのをタイの警官が見つけた。警官が確認したところ、少年のリュックサックの中には、1万錠の覚醒剤、メタンフェタミンが隠されていた。

タイ 西部、国境に近いカンチャナブリ地方警察の署長は、「麻薬の運び人に7歳の子供が使われるのは初めて見た。」と語っている。「警察官は、少年に近づき、質問をしたが、彼はタイ語を話さなかった。」と警察署長は付け加えた。

メタンフェタミンは、少年のリュックサックの中に、ベビー用品の箱に詰められ、隠されていた。タイ当局は、ミャンマーにある麻薬密造施設で製造されたものだと調べあげた。

Image:by Nils Rinaldi(画像はイメージです)

アジア地域でメタンフェタミンの流通が増加
国連は、この事件を、アジア地域で増加しているメタンフェタミンの流通に関連付けながら、警鐘を鳴らした。国連薬物犯罪事務所(UNODC)の報告によると、2012年度、東アジア、東南アジア地域で押収されたメタンフェタミンは、2億2700万錠にものぼる。

錠剤のメタンフェタミンは、タイではヤーバーと呼ばれ、パーティなどで刺激し、盛り上げるのに用いられる。また、タクシーや、長距離ドライバーなど、過酷な労働者たちが、不眠不休効果を求めて使用するのも一般的である。


外部リンク

20 minutes
http://www.20min.ch/ro/news/faits_divers/story/

United Nations Office on Drugs and Crime
http://www.unodc.org/unodc/en/frontpage/2013/November/
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