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2013-12-03 15:00

社会

ミャンマーの森林に危機

フォレスト・トレンズ
プランテーション農業による被害
アブラヤシと、パラゴムの木の大規模な栽培(プランテーション農業)に対する許可の増大は、ミャンマーの森林を危機にさらしている。

アブラヤシは、果肉と種子から油脂が取れ、パーム油の商業作物としてインドネシアやマレーシアなどの東南アジアを中心に栽培が行われている。

パラゴムも同様に、東南アジア地域で計画的に栽培され、ラテックス(ゴム)の採取、または用材として利用され,特に家具の製造に好んで用いられている。

11月28日、アメリカの非政府組織団体(NGO)、フォレスト・トレンズは、ヤシの木とパラゴムの木の大規模プランテーションは、ミャンマーの原生林をものすごいスピードで破壊していくだろうと忠告した。

Image:by Forest and Kim Starr(画像はイメージです)

ミャンマー政府によるプランテーション、認可数の増大
フォレスト・トレンズによると、ミャンマー政府は2013年度、2100万ヘクタールの土地のアブラヤシ、パラゴムのプランテーションを認可した。2012年度の1300万ヘクタール、2011年度の900万ヘクタールから比べると、年々、認可数が増加していることが分かる。また、60パーセント以上のプランテーションは、南部タニンダーリ管区、および、中国とインドの国境を有するカチン州で行われている。

ミャンマーには、原始林を保護する法律があるのに対して、政府はこれらはほとんどを故意に見過ごし、適用させないでいるのが現状だ。これに対し、フォレスト・トレンズは、ミャンマーを世界で唯一、違法プランテーションを行っている国と位置づけ、アメリカ、ヨーロッパ委員会に対し、ミャンマーへの注意深い監視を呼びかけた。



外部リンク

Le Petit Journal
http://www.lepetitjournal.com/bangkok/birmanie-myanmar/en-bref/

Forest Trends Association
http://www.forest-trends.org/
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