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2013-11-10 03:00

その他

忘れられた王族 ミャンマー最後のロイヤルファミリーは今どこに

ミャンマー王族
ヤンゴンのアパートで近隣住民と同様に質素な生活
AFP通信の取材によって、ミャンマー最後の国王であるコンバウン朝ティーボー王の子孫の所在が明らかになった。

(画像:右から2番目が Hteik Su Phaya Gyi 王女 AFP/Soe Than Win:The Straits Timesより)

AFP通信が、ヤンゴンのアパートで質素に暮らす最後のロイヤルファミリーを取材した。11月8日、最後の王族 Hteik Su Phaya Gyi 王女(90)に対するインタビューが公開され、複数のメディアが伝えた。


(AFP-Videos)

存命しているのはティーボー王の孫の、Hteik Su Phaya Gyi 王女(90)と、Taw Phaya 皇太子(89)であった。彼女はヤンゴンのごく普通のアパートに、近隣住民と同じように質素に暮らしていた。

大統領のインド訪問以来、王族への関心が高まるが
ティーボー王がイギリスによって国を追放され、1916年に死去した後、一族は追放先のインドに定着する者とミャンマーへ戻る者とに分裂した。

1948年にイギリスから独立、62年に軍事政権が国を支配すると、ミャンマー国民は次第に王と王族の存在を忘れていった。

しかし、昨年12月、インドを訪問したテインセイン大統領がティーボー王の墓を参拝したことで、王族への関心が再び高まった。インドにある王の遺体をミャンマーに取り戻そうと活動する人々もいる。

王女は娘やその家族と暮らし、教師として今も仕事を続けている。彼女の6人の子どもと20人の孫、8人のひ孫たちは誰も王族復活に興味を示していない。彼女は祖父の墓が動かされることも望んでいないという。


外部リンク

The Straits Times
http://www.straitstimes.com/
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