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2013-11-03 15:00

その他

ミャンマー、電力供給課題に緊張

SEA
東南アジア競技大会にむけて、停電をなくす運動
12月11日から22日まで、ミャンマーの首都ネピドーで開催される東南アジア競技大会において、競技中の停電という最悪の事態を避けるため、ミャンマー政府は複数のディーゼル発電機を用意した。今大会実行委員会は、開催期間中の停電の発生に厳重な警戒を示している。

現在、ミャンマーの電力事情は不安定で、ヤンゴンなどの都市部においても、強い風や雨での配電網の破損などによる停電が頻繁に起こっている。

また、ミャンマーでは過去にアイスホッケーの国際大会で停電が起こり、5分間、選手および、観客が暗闇に包まれたという苦い経験もある。

44年ぶりの開催国となる今大会、民主国家としての発展をアピールできるこの機会に、競技中の停電トラブルという不名誉は何としても避けたいところだ。そのため、今、ミャンマーは、国家の威信にかけて、電力網の整備に懸命に取り組んでいる。
Image:by Gerald Yuvallos (画像はイメージです)

全国のスタジアムに補助発電機を設置
20台ほどの高性能ディーゼル発電機を購入し、大会で使用されるすべてのスタジアムに配置することを決めた。電力供給の優先順位も、大会で使用される各スタジアムに優先権をまわすことになっている。

いずれにせよ、官僚たちは、強い緊張下にいる。タイで発行されている月刊英字新聞、エーヤワディー・ニュース・マガジンによると、サイ・マウ・カン副大統領は、閣僚らに対し、「大会開催中の失敗は厳禁」という指令を出した。それは、もしその失敗が、ミャンマー国家の威信に傷をつけるような場合、最悪、免職の処分をくだすという脅迫じみたものだった。



外部リンク

Le Petit Journal
http://www.lepetitjournal.com/bangkok/birmanie-myanmar/

27th SEA Games Myanmar 2013
http://www.27seagames2013.com/home
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