• TOP
  • >
  • カチン州の難民に危機
2013-10-29 17:00

その他

カチン州の難民に危機

民族紛争
中央政府とカチン独立軍の対立が続く北部、カチン州
ミャンマー北部、カチン州の難民がミャンマー中央政府とカチン独立軍による対立により、危険にさらされている。国連はこの事態を深く懸念している。

国連によると、1700人の一般市民(うち子供約100人)が、ミャンマー中央政府とカチン独立軍による新しい衝突の渦中にいるという。テイン・セイン大統領が、この地方の民族的和解案を取り進めてきたにもかかわらず、この紛争は勢いを増しつつある。

ヤンゴン駐在の国連人道調整官、アショク・ニガム氏は26日未明、こう語った。
「双勢力の攻防に巻き込まれた一般市民の安否がとても心配です。とりわけ、多くの老人や未成年者がこの渦中にいます。」
Imageby AK Rockefeller

ミャンマーの深く、複雑な民族問題
およそ10万人もの避難民を出したカチン族とミャンマー政府軍の戦闘は、2011年6月に17年間の休戦を破って再開された。

アショク・ニガム氏は戦争行為は直ちに休止すべきだと強く主張した。

しかし、カチン州での対立は、ミャンマー政府の何度もの停戦への試みにも関わらず持続された。カチン族の人口はミャンマーの5500万の人口中わずか100万に過ぎないが、4000人からなるカチン独立軍は、特にゲリラ戦術を得意とし、ミャンマー政府軍にとって大きな脅威である。

2011年の非軍事政権発足時、テイン・セイン大統領は民族統一を最優先課題の1つとすると述べたが、最近の宗教的暴動、少数民族指導者の多くの悲観的見方は、ミャンマー社会の分裂の深さを示している。



外部リンク

Orange
http://actu.orange.fr/une/

L’Orient LE JOUR
http://www.lorientlejour.com/article/839343/

Les Echos
http://www.lesechos.fr/economie-politique/monde/actu/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook