• TOP
  • >
  • バガン遺跡に新たな試練
2013-10-19 17:00

その他

バガン遺跡に新たな試練

バガン遺跡
世界三大仏教遺跡の一つ、バガン遺跡
カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡の一つとされる、バガンの仏教遺跡。40kmものエリアに無数のパゴダや寺院が点在する地域だ。

バガン遺跡には1000年以上の歴史を持つパゴダが、100以上も存在する。ミャンマー国内で、数ある仏教建築物の中でも特に重要なものとして信者から重んじられている。さらに、その景観の美しさから、建築物愛好家など、世界中から多くの旅行者が訪れる場所だ。

戦争や略奪、地震などといった多くの外敵に打ち勝つようにして、生き延び、今なおこうして、多くの人々から崇められている。
(写真はイメージです)
バガン遺跡に新たな危機
しかし、今、この歴史的遺産は、新たな問題に直面している。ここ20年、軍事革命政権のずさんな管理によって修復された数百のパゴダがその対象だ。

多くの作業は、急ピッチで進められ、モルタルやレンガなどの現代的な素材が多く使われた。修復後のパゴダは、以前の面影すら思い浮かばないような、安っぽい代物に仕上がってしまった。しかも、質の悪いモルタルを使用しているので、再び崩壊する日がくるのは時間の問題だ。

これらの修復作業により、歴史的景観が損なわれてしまったのは紛れもない真実だ。

ミャンマー政府が、バガン遺跡を、ユネスコの世界遺産として登録しようとする試みは失敗に終わった。ユネスコの歴史的建造物が求めるリノベーション案に、少しも賛同していないためだ。


外部リンク

Liberation
http://www.liberation.fr/monde/

La saveur des voyages
http://saveurdesvoyages.fr/asie/pagan/

Bagan
http://kodiak.vd.pagesperso-orange.fr/bagan.htm
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook