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2013-10-19 08:00

その他

ヤンゴン、ワールド・モニュメント・ウォッチリストに

ワールドモニュメント財団
危機に直面する文化遺産としてヤンゴン市街地を登録
10月8日、ワールド・モニュメント財団(WMH)は、2014年のワールド・モニュメントウォッチリストを発表、ミャンマーからヤンゴン市街地がリストに選ばれた。

(画像:ワールド・モニュメント財団より)

隔年で行われるWMFウォッチリストが発表された。危機に直面している遺産を世界から100か所選ぶもので、ミャンマーからヤンゴン市街地がリストに加えられた。

ヤンゴン市街地には1920年代、イギリスの植民地時代に建てられた多くの歴史的建造物が残されている。189件の重要な建造物のうち89件はヤンゴンの中心地にある。

多様性のある多くの民族が共存する中で、広範囲に街並みが残されている例は世界でも珍しく、東南アジアでは最大である。WMFではこのような貴重な地域を歴史遺産として保護し、消滅を防ぐことを目的として、ヤンゴンをリストに加えた。

地域社会へ重要性を提示 バランスの良い都市開発を
WMFは1965年の設立以来、世界から歴史的遺産を選び、文化遺産保護活動を行っている。人々の無関心や武力衝突、都市開発や自然災害などによって危機に直面している文化遺産に対して国際的な注意を集めるとともに、地域社会へ重要性を認識させ、遺産を保護することを目指している。

WMFのリストには、

急速な都市開発が行われているヤンゴンの街並みは、消滅の危険にさらされている。次世代のためにも文化遺産を保護し、バランスのとれた都市開発をする必要がある。(ワールド・モニュメント財団より)


と書かれている。


外部リンク

ワールド・モニュメント財団
http://www.wmf.org/
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