ミャンマーニュース

10月19日、ミャンマー各地では仏教徒最大の行事、フルムーン・フェスティバルが行われた。重要な巡礼地であるチャイティーヨー・パゴダ（別名ゴールデン・ロック）は、記録的な数の訪問者で大混雑した。

（画像：Golden Rock Ralf-Andre Lettau：ウィキペディアより）

ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ、マンダレーのマハムニダ・パゴダに継ぐ第三の巡礼地、チャイティーヨー・パゴダは、ヤンゴンからおよそ180キロ離れたモン州にある。アンバランスな状態で山頂に光る巨大なゴールデン・ロックの姿は美しく、異様でもある。

近隣の街からトラックと徒歩で行く道のりは決して易しくない。しかし、フルムーン・フェスティバルのある今月の訪問者数は例年にない数に達している。さまざまな規制が緩和されミャンマーに渡航しやすくなったため、仏教徒だけではなく外国人観光客の数が激増しているのだ。

外国人観光客の増加によって、宿泊施設や飲食店の価格も高騰している。ゲストハウスやレストランは常に満員で、ミャンマーで2番目に重要な祝日のある10月の価格は通常の3倍以上という。

ある巡礼者家族は、食事付きの宿泊に30ドルを払わなければならなかった。別のホテルでは、通常18ドルの宿泊費が満月前夜には90ドルにまで跳ね上がった。

巡礼者向けに無料開放されている宗教施設があるが、こちらも利用者が増加しており、滞在困難な状況が続いているということだ。

外部リンク

ELEVEN No.1 Newsmedia in Myanmar
http://elevenmyanmar.com/