ミャンマーニュース

アメリカ政府は少年兵を現在もなお起用している国に対し、制裁を与える方針を示した。以後、これらの国には軍事的援助は一切行わないという。ミャンマーほか、シリア、スーダン、ルワンダ、中央アフリカ共和国がこれに該当する。Image:by imagerymajestic
ミャンマー軍は過去に大量に少年兵を徴用していた。少年達のほとんどは無理やり軍に誘われ、実際に訓練を体験した中には、あまりの悲惨さに訓練キャンプからの脱走を命懸けで行ったものもいる。

フランス通信(AFP)が15才のウィン・セィン君からの証言をとった。ランゴンに次ぐ第二の都市、マンダレーの市街地で起こった出来事だ。

「ミャンマー国軍の兵士らが僕の万引きを見つけた。もし、刑務所に入りたくなかったら、軍に入隊するように勧めてきた。僕は一度はその申し出を断ったが、その途端、殴る、蹴るなどの暴行を働いてきた。その暴行は結局最後に僕がイエスと答えるまで続いた。」

その後、4ヶ月間、過酷な訓練を受けた。訓練の中には人権に背くような過度の懲罰も含まれていた。訓練終了後、少数民族武装勢力との内戦の前線へと向かわせられた。そこでは何千もの未成年者が前線にたたされていた。

昨年6月に、少年兵の起用の中止を求める国連と、ミャンマー政府の間で協定がむすばれ、その後、未成年の兵士たちは徐々に解放されはじめた。だが徴用しているすべての少年兵の解放は未知である。

外部リンク

zonebourse
http://www.zonebourse.com/actualite-bourse/

JEAN NEMAR
http://jeannemar.com/enfant-soldat/

Radio Canada
http://www.radio-canada.ca/nouvelles/