ミャンマーニュース

ミャンマー国営テレビの報道によると、8日、ミャンマーで56人の政治犯が釈放された。大統領補佐官から公式発表があり、実現した。

（画像はイメージです）

政治犯釈放の発表は、大統領がブルネイで開催された第23回ASEANサミットに向けて出発した直後に行われた。発表によれば釈放されたのはカチン州とシャン州の少数民族で、国内12か所の収容所から56名が釈放されたということだ。

残る政治犯の人数については明らかではないが、今回の釈放に先立ち、7月には73名の政治犯釈放が実現しており、着々と全員釈放に向けての措置が進められているのは事実である。

このニュースは世界各国の大手メディアで報道された。長年解決の兆しを見せていなかったこの問題を一気に進展させた大統領の評価は高い。

2011年、テイン・セイン大統領が就任して以来、すでに数百人の政治犯が釈放されている。年内の全員釈放を目指して政府は確実に動いている。しかし、どこまでを政治犯とみなすのか、拘束された時期をどう考慮するのかという問題を含め、その正確な人数は政府も把握していないのが現状だ。

テイン・セイン大統領は今年7月、ロンドンでキャメロン首相との会談の際、年内の政治犯全員釈放を表明している。今後のミャンマー政府の動向は世界中から注目されている。

外部リンク

CNN
http://edition.cnn.com/2013/10/08/world/