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2013-08-17 15:00

その他

ヨーロッパへの水産物の輸出、思うように伸びず

EU
免税措置の復活で期待がされていたが………
ミャンマーからの輸出に対する免税措置は、労働者の人権問題を理由に約10年前に一度取り下げられていたが、7月に再度の適応となった。2012年の6月にさかのぼっての適応となったため、これまで払ってきた税金の払い戻しの措置もとられている。

(この画像はイメージです dan / Freedigitalphos.net)

EUは水産物以外でも、武器弾薬以外のミャンマーからの全ての輸入に対して、免税の措置をとっている。これは、政治改革から間もない同国に対しての経済発達援助の一環と位置づけられている。

水産物輸出では、輸出基準を満たす技術が不足
ミャンマーの水産物の輸入は、欧州連合(EU)から、免税対象という好条件を獲得したが、関連業者が、EUの厳しい基準に対する知識が乏しいことから、輸出が思うように伸びていない。

ミャンマー水産物輸出協会(Myanmar Fishery Products Processor and Exporters Association)は、対EU貿易に関して、好条件ばかりが注目されることに警告を発している。予想を上回るコストと、予想を下回る売り上げという現状だ。

輸入規格に見合う加工を行うテクノロジーが不十分であることは否定できないとする。さらに、10年ぶりの貿易再開となっても、過去の輸出業者、輸入業者間のつながりが薄れており、経験のある業者も実際には一からの出直しを強いられていることである。

EUの代表団によると、4年間で1400万ユーロ(1820万ドル)の予算配分で、ミャンマーの輸出業者が、市場に参入するの援助を計画している。この中には、すでに稼働しはじめている、100万ユーロの配分が組まれている、技術援助プログラムも含まれている。さらに、1千万ユーロの輸出体制整備の4カ年計画と、300万ユーロのミャンマーの欧州商工会議所の設立運営資金も確保されている。


外部リンク

EU Trade Myanmar
http://ec.europa.eu/trade/policy/

Fish firms shoot for European market
http://www.mmtimes.com/index.php/
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