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2013-04-08 09:00

その他

ミャンマーに拠点 富士ゼロックスが現地で営業開始

現地支店
2012年10月から準備
カラー、モノクロの複合機や複写機、プリンター、スキャナー、エンジニアリングシステムなど幅広く事業を展開する富士ゼロックス (本社・東京都港区、山本忠人社長)が、ミャンマー連邦共和国の旧首都・ヤンゴン市に「富士ゼロックス アジアパシフィック ミャンマー支店」を開設、営業を開始した。これからの成長が期待される新興国として、直轄拠点を整備した。


同社の海外事業を統括している富士ゼロックス アジアパシフィックが、ミャンマー事業開設準備室を設置、2012年10月から現地調査を行うなど、準備を進めてきた。富士ゼロックスではこれまで、ミャンマーの現地代理店を通じて、販売活動を行ってきたが、新たに拠点を整備したことによって、代理店の営業支援や、販売コンサルティングサービスを提供。さらに高付加価値商品の提案活動推進が可能となる。

経済活動の活発化が顕著
「最後のフロンティア」と言われているミャンマーは人口6200万人で、豊富な労働力と市場の大きさが魅力。長年、軍事政権が続いていた影響で、さまざまな面で開発が遅れている。だが、2011年の新政権発足以降、規制緩和による経済活動の活発化が顕著となっている。世界からの経済制裁が解除されたことで開発ラッシュも始まり、昨年の新外国投資法成立、経済特区の開発も始まる見込みとなるなど現在、注目の地域だ。

文法が似ているため、ミャンマーでは日本語が英語に次いで人気の高い言語となるなど、親日的な土地柄でもある。こうしたことを背景に、2012年だけで電機やIT系企業35社が日本からの進出を決めており、日本企業以外にも、ミャンマーに進出を計画する外資系企業が急増。経済成長が一層加速するものと期待が集まっている。

富士ゼロックスは、富士写真フイルム株式会社(現・富士フイルムホールディングス)と英ランク・ゼロックス(現ゼロックス・リミテッド)社との合弁会社として1962年に誕生した日本の機械メーカー。長年、日本およびアジア太平洋地域で事業を行ってきた経験や知識を生かし、今回のミャンマー拠点開設によって、同地域でのさらなる成長の実現を目指す方針だ。


外部リンク

富士ゼロックス ニュースルーム
http://news.fujixerox.co.jp/news/2013/000874/

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